コマンドプロンプトでPCをシャットダウンする方法

コマンドプロンプトでPCをシャットダウンする方法: いますぐ使える基本コマンドからタイマー設定まで

PCのシャットダウンと聞くと、多くの人がマウスを使って「スタートメニュー」から操作することを思い浮かべるでしょう。しかし、実はコマンドプロンプトPowerShellといったコマンドラインツールを使っても、シャットダウンは可能です。この記事では、マウスを使わずにPCをシャットダウンする方法、さらに便利な応用コマンドについて解説します。


基本コマンド: すぐにシャットダウンしたいときに

PCをすぐにシャットダウンしたい場合は、以下のコマンドを使用します。

shutdown /s

このコマンドを実行すると、すぐにPCがシャットダウンします。ただし、強制的にシャットダウンされるため、実行中のアプリケーションで保存していないデータがある場合、そのデータは失われる可能性があります。


タイマーを設定してシャットダウンする

コマンドプロンプトの便利な機能の一つに、シャットダウンまでの時間を指定できるタイマー機能があります。PCが自動的にシャットダウンするように設定できるので、ソフトウェアのインストールや、ダウンロードが終わるのを待ってから寝たいときなどに便利です。

1. タイマーを設定する

秒単位で時間を指定してシャットダウンのタイマーを設定できます。以下のコマンドを使用します。

shutdown /s /t [秒数]

例えば、60分後にシャットダウンしたい場合は、秒数に3600(60分 × 60秒)を指定します。

shutdown /s /t 3600

2. タイマーをキャンセルする

「やっぱりシャットダウンをやめたい!」という場合は、以下のコマンドで設定したタイマーをキャンセルできます。

shutdown /a

このコマンドを実行すると、設定したシャットダウンタイマーがキャンセルされます。


応用編: その他の便利なコマンド

シャットダウン以外にも、再起動やログオフ、休止状態など、コマンドプロンプトで実行できる便利な操作があります。

  • 再起動: PCを再起動するには、/sの代わりに/rを使用します。
    shutdown /r
  • ログオフ: 現在のユーザーをログオフするには、/sの代わりに/lを使用します。
    shutdown /l
  • 休止状態: PCを休止状態にするには、/sの代わりに/hを使用します。
    shutdown /h

コマンドプロンプトを実行する際の注意点

コマンドプロンプトPowerShellでシャットダウンコマンドを実行する際は、管理者権限で実行する必要がある場合があります。通常、Windowsキー + X を押して表示されるメニューから「Windows PowerShell(管理者)」または「コマンドプロンプト(管理者)」を選択することで、管理者として実行できます。

これらのコマンドを覚えておくと、PCのトラブル時や自動化スクリプトを作成する際に役立ちます。ぜひ活用してみてください。